シェアハウスのメリット・デメリット、入居者の傾向
2019.08.23
- みなさんこんにちは
株式会社ミライブの古田です。
「シェアハウス」という言葉が当たり前になり、随分と経ちました。
シェアハウスとはリビングやキッチン、バスルームなどを共有し、就寝する個室をプライベート空間とするところが多いです。
少ないですが、ドミトリータイプがあり、1つの部屋に複数のベッドがある場合もあります。
本日は運用歴5年を超える管理人の私が考えるシェアハウスのメリット、デメリットをご紹介に加え、
2015年の国土交通省による市場動向調査を交えてご紹介させていただきます
まずメリットです。
- ①普段からシェアメイトと人と話したり助け合ったりでき、孤独を感じることが少ない
私も短いながら一人暮らしをしている時期は
「今日は休みだったけど、誰とも話さなかったな」
「今日は会社の人以外誰とも話さなかったな。」
なんてこともありました。
「ただいま」「おかえり」「一緒に飲まない?」 - なんて家族のような声を掛け合える仲はとても充実した毎日になります。
②家全体を広く使える
1Kの物件だと部屋でストレッチをしてみたら腕が家具にゴツン。
共有部分も広く取られている物件も多いので、日常生活すべてを個室で賄う必要がなくなります。
複数人の来客を呼ぶことも可能です。
③家具家電が揃っているので、初期費用が安く抑えられる
一人暮らしでは買い揃えると結構な金額になってしまう家具家電、シェアハウスなら最初から常設されており、
入居時の費用を安く抑えることができます。
④共有部の清掃を管理会社が手配してくれるので、実際に清掃するスペースは自分の個室のみ
休日お決まりの日課の掃除。
そんな掃除もシェアハウスなら平日昼間のうちに、清掃業者が行ってくれることが多いです。
実質個室内のみなので、短時間で済みます。
続いてデメリットです。
①騒音
テレビの音、通話の声、リビングでの他の入居者同士の声が気になるときも…..。
②浴室を好きな時間に使用できない
ゆっくりとお風呂に入りたい場合、使いたい時間と、他の方と重複してしまう場合があります。
③当番がある
仕事で出張するときに限ってゴミ出し当番が……。
そんな時は他の入居者さんと交代してもらいます。
共同生活のためお互い声を掛け合って、良好な関係で助け合うのが一番ですね。
では国土交通省の市場調査を見てみましょう。
最も多い個室面積の割合順位
1位 7.5~10㎡未満
2位 10~12.5㎡未満
3位 12.5~15㎡未満
通常賃貸1Kだと25㎡くらいが通常なのですが、水回りやキッチンが共有な分、個室は面積が少ない傾向です。
物件全体の総定員数の割合順位
1位 5~10部屋未満
2位 10~20部屋未満
3位 5部屋未満
賃貸マンションの1フロアを全てシェアハウスに改装することも多いので、そういった改装により5~10部屋未満であることが多いです。
物件全体の相部屋の割合順位
1位 0部屋
2位 1~5部屋未満
3位 5~10部屋未満
最近は相部屋(ドミトリー)は少なくなってきました。
一人一部屋がスタンダードですね。
物件全体の築年数の割合順位
1位 30~35年未満
2位 20~30年未満
3位 35年以上
築年数が経っている物件をリノベーションしてシェアハウスにすることが多いことが分かります。
古い建物を再生して少しでも安く提供できるよう各社努力している様子が分かります。
典型的な物件の最寄り駅までの所要時間割合順位
(徒歩換算)
1位 5~10分未満
2位 3~5分未満
3位 10分以上
シェアハウスに住む方は車を持つというよりも駅近を好む方が多いです。
最も多い移動手段は徒歩、次に自転車、やはり駅から近いことは重要です。
男女比の割合順位
1位 ほぼ女性
2位 女性がやや多い
3位 ほぼ均等
周りの方と一緒にワイワイできる。みんなと楽しみたいという気持ちは男性より女性の方が多いんですね。
女性一人で暮らすことに不安を抱き、シェアハウスを選ばれる方も多いかもしれません。
年齢層の割合順位
1位 25~30歳未満
2位 30~35歳未満
3位 20~25歳未満
社会に出て仕事をして収入を得るようになってから入居される方が一番多いです。
管理人の私は現在35歳….。ついにこの枠からはみ出てしまいそうです。
あ!よく見ると2位は 30~35歳未満ですね。
ああ私は35歳。2位は35未満….。
これ以上は年齢について何も言わないことにします。
以上の様に国土交通省の調査から何となく人間像が見えていました。
女性が多く、結婚前の世代、駅近を好む。
通勤はおそらく電車が多いのでしょう。
駐車場付きシェアハウスは少ないので、マイカーはお持ちでない方が多いと思います。
次回は起業家向けのコンセプトで当社が運営しているシェアハウス「ドリーシェ」のご紹介をさせていただきたいと思います。
それではまた。