その名も「7stories」

2020.10.06

新サービス「タメスマ」をローンチしたばっかりなんですが、別の僕らの新しいプロジェクトが始まりました。

 

10月6日にプレスリリースを出させていただきました。

 

そのプロジェクトの名前は、「7stories」

 

「7つの物語」という意味です。もう一つ、storyには「階」「階層」という意味もあります。「7つの階」という意味も持っています。

名古屋駅から徒歩5分の場所に、小さいながら、世界にたった一つの、ここにしか無い宿泊施設を作るプロジェクトです。

 

 

一本の電話から物語は始まる。

 

 

昔からお仕事を一緒にさせていただくことの多いある設計士さんから、ある日、一本の電話が入ります。

 

設「あ、クラミツさん?お久しぶりです。名古屋駅の近くにある土地に計画中のマンションがありますが、アットインさん、借り上げない?」

 

ク「ご無沙汰してます!名古屋駅ですか。いいですねぇ。土地情報と計画図面見せてくださいよ。」

 

ということで、見せていただいた物件。
そこまで大きくない土地でしたが、8階建ての各フロア1LDKが1戸、全部で7戸の計画でした。

 

僕は当時、すでにメイン業務をアットイン(マンスリーマンション事業)の業務から、ミライブ(民泊/簡易宿所/シェアハウス事業)に軸足を移した後でしたので、「ミライブの民泊/簡易宿所」でも、十分に勝算のある建物になると思いました。

 

すぐに賃料相場や周辺環境、収支計画等を作って検討を開始しました。

 

 

民泊を取り巻く環境

 

 

検討を開始した当時は、インバウンド需要がものすごい時でした。

アジアの人も、欧米の人も、たくさんの人が日本に旅行に来ており、政府のインバウンド旅行を増やす政策もあり、今後も増えるだろうというのが見えている未来でした。

僕たちも民泊の管理会社として、運営は順調でしたし、民泊の180日ルールの外はグループ会社のマンスリーのサイトで売ってもらえるので、すこぶる順調でした。

 

そんな中で、僕らはある課題を抱えていました。

 

それは、「日本の人になかなか使ってもらえない。」 ということです。

 

 

僕らの運営している物件の一つに、「なごやど~尾張・四間道~」という施設があります。

 

 

これは、築100年を超える古民家をリノベした施設になりますが、どちらかと言うと、「日本の人に使ってもらいたい」施設だったりします。

 

もともと、この物件は、僕らが運営するにあたって、お客様は7割位が日本人だろうと想定しました。

 

しかし、この物件の比率は、日本35%:アジア系50%:その他15%という比率でした。

 

お客様へのアンケートとかレビューとか、直接お話したりとかでなんとなくわかってきたこととしては、

 

 

「日本人は思ったよりも旅行の時にAirbnbなどの民泊を検討先に入れない」

 

 

ということでした。

 

そんな中、コロナウイルスの流行でインバウンドの利用は皆無になりました。

 

 

 

日本の人に使ってもらえる民泊施設を作りたい

 

 

 

個別に見ると、日本人に人気の民泊施設はいっぱいあると思いますが、Airbnbの中で日本人の占める割合は20%前後と言われています。

僕らの施設はこれよりも少し高い。

 

でも、これをもう少し高めたいと思っています。

 

これは決して「外国人旅行者を受け入れたくない」ではなく、民泊って旅行をもっと気軽にできたりする選択肢のひとつなんだと言うことを知ってほしいということです。

 

今回の物件を「日本の人が『泊まりたい!!』と思ってもらえる宿泊施設」にしたいと考えました。

 

 

 

ファンを増やすためのプロジェクトの概要

 

 

 

一足飛びに僕が、「この民泊施設のファンになってください!」と言っても、皆様に「はぁ?」って言われるのがオチです。

 

なので、「この建物に関わる人を増やそう。」と考えました。

 

僕はあまり社交的ではないですし、友達も多くないので、完全に他力本願です。

 

建物に関わる人を増やす方法で考えたのが以下の作り方です。

 

【前提】
・「施設」のファンよりも「人」のファンの方が作りやすい。
・関わる人の顔や考え方が見えたほうがファンになってもらいやすい。
・できていく過程や成長が見えたほうがファンになってもらいやすい。

 

1.今回の施設(7部屋)のデザインを7人(組)のデザイナー・建築家にお願いする。
2.その内の2人は「コンペ」で決める。
3.各デザイナーには、統一のテーマをもとにデザインしていただき、きちんと統一感のある施設にする。
4.公式サイトには各デザイナーのプロフィールやどういった考えでこういったデザインをしたか、これまでのポートフォリオ等の情報を乗せる。
5.クラウドファンディングであくまで施設ではなくて、デザイナーを応援してもらう。
6.一般的に、建築士と施主の関係って、建物が完成したときに一旦切れてしまう。(修繕や点検のときに繋がるくらい。)オープンしてからも、僕らは定期的に建築家の皆さんのことについて発信し、建築家のみなさんも僕らのこの宿泊施設について言及してもらう。

  できれば定期的に、一緒にイベントとかしたい。

 

 

僕ら一人ひとりではできないことをお互いに補完しあう形で、デザイナーたちも僕たちも一緒になって成長できるプロジェクトになれたらいいなぁと考えています。

 

 

名古屋には素晴らしいビジネスホテルやシティホテルがたくさんあります。

 

 

しかし、「デザイン」を売りにした、いわゆるライフスタイル系宿泊施設は東京や大阪と比較して本当に少ないと感じています。

 

 

今後、ジブリパークもできて名古屋も「観光」という意味で注目されることが多くなってくると思います。

その中で、特にファミリーが気軽に泊まれる宿泊施設は少ないと感じていますので、名古屋に遊びに来る「家族」や「グループ」のためのいい宿泊施設になれたらいいなと思います。

 

 

今後も進捗はどんどん発信していきます。

 

Twitterも始めますので、よかったら、フォローしてください!

 

                       

 

 

KURAMITSU KIYOSHI

この記事を書いた人

KURAMITSU KIYOSHI

代表取締役

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